しのぎ 漢字では 鎬 と書きます。
鎬文しのぎもん は、ヘラなどの工具で削ってできる山の稜線のような模様のことです。由来は日本刀の鎬なんだそうです。
この鎬文、シンプルデザインゆえの美しさが堪りません。少しだけ丸みをおびた形状のエッジの連続と、それにより出来るわずかな陰影が、器の表情をより豊かなものにしているんですよね。有田焼の菊の花のようなエッジのきいたシュッとしたデザインのモノも素敵だし、美濃焼などのザックリとした荒い感じのモノも素敵です。ま、私が好きなんですけどね。
今回紹介するのは、美濃焼のザクザクッとした鎬文の浅鉢です。
土岐市駄知町の窯でつくられています。駄知は、美濃焼産地のなかでも特に丼ぶりを盛んに製造してきた歴史のある所なんだそうです。
この浅鉢、平型で口の広い、麺が映えるようにつくられたモノ。シンプルな形に日本の伝統色をプラスした上品な印象の器です。大きさは、直径14.5センチ、直径 20.2センチ、直径 24.5センチ の三種類。
シンプルで美しい鎬文のこの器、そばやうどんやパスタだけでなく色々なお料理を上品に盛付けられそうな器なのではないかと。
写真の商品の定価|2018.11現在
しのぎ浅鉢 大(直径 24.5cm)
根来/¥3500 錆粉引/¥2500 わび朽葉/¥2500 紺ねず/¥2500 トルコ青磁/¥2200
昭和製陶
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