お粥をおいしく炊くことができる、行平ゆきひら。
行平とは、土鍋の一種で、注ぎ口と取手がついている鍋のこと。厚手なので冷めにくく、お粥を炊くには最適とされています。
この行平、語源は在原行平が須磨で海女に塩を焼かせたという故事にちなんだものだとか。天明(1781-89)末頃からつくられるようになったといわれているから、歴史のある器ですよね。
直接火にかけることができるので、ご飯も炊けます。コトコトと弱火で煮込んで美味しく仕上げるお料理にも。例えば、煮込みうどんとか。
土鍋を長く使うためには、目止めという作業を是非。これは、土鍋の細かい気孔をでんぷん質で埋めて、水漏れを防ぐために行う作業です。
どうやるのかというと、まず土鍋を水で洗います。次に、洗った土鍋をしっかりと自然乾燥させます。濡れたまま火にかけると割れてしまうので、しっかりと自然乾燥させてくださいね。そして、鍋に八分目ほどのお水を入れてご飯を使って(お米では無く、ご飯です)お粥を作ります。この時、フタはしないで、弱火で吹きこぼれないよう注意しながら、土鍋の大きさにもよりますが、30分から1時間ほど炊き込みます。お粥が炊きあがったら火を止めて、土鍋が充分に冷めてから土鍋からお粥を出します。あとは水洗いして完了です。食器棚に仕舞うときも、しっかり乾燥させてから。
ちょっと面倒くさいですが、土鍋を長く使うためのコツです。
写真の商品の定価|2018.09現在
行平6合/¥1650
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