2017年1月 7日アーカイブ

おぎゃあ と産まれてからずっと、私たちは色に包まれた生活をしています。よって、色の及ぼす心理的効果は、おそらく すごくある。

商業空間もしかり。

提供する商品やサービスによって、効果的な色は違うし、使い方次第で顧客満足度をグーっと上げることもできる。

飲食店の空間もしかり。空間を構成する色の使い方次第で、おいしい空間にも残念な空間にもできる。

ということで、色の心理的効果について です。

 

まずは、赤色の効果

赤色は交換神経に働きかけ、血圧や脈拍を増加させます。興奮作用があり、食欲を刺激する色とされています。飲食店にはもってこいの色です。
じゃあ、なぜそんな事がおこるのか? 
おもしろい説があるんです。それは、遺伝子が記憶しているから というもの。遠い昔、人間は狩りをして食べるための肉を得ていました。新鮮な肉の証である血の赤色。あるいは、山に実る果実も必要な糧でした。その果実が食べられるかどうかの判断基準のひとつが色。「実が赤くなった!食べられるぞぉ、やったぁ!」みたいな。つまり、赤色は生きる為に欠かせない「食べる」という事と密接に繋がっていて、その記憶がずーっと残っているからなんだ、という説です。
そういわれると、モリモリ食べるイメージの中華料理やイタリアンなどに赤色が使われてるのはもっともだなぁという気になってきません?
次に、青色の効果

青色は副交感神経に働きかけ、冷静な気持ちへと導く色です。「このお料理を食べるべきか、食べざるべきか、一度落ち着いてよぉく考えてから決めよう」的な冷静さでしょうかね。「食べるぞー!!」みたいな強いエネルギーとは逆の位置にある色です。まぁ、自然界に青色の食べ物も無いような気もするし、食欲を減退させる色だといわれているのも納得です。飲食店で青色を使う場合は、かなり慎重な色選びと空間の色彩計画での綿密な作戦が必要です。
で、その綿密な作戦を企てる時に参考にしてもらいたい青色の効果のひとつが、覚醒作用。「目を覚ましなさいよ〜」という信号を脳に送る細胞が青色の波長にのみ反応する というモノ。夜遅い時間帯に営業している飲食店の場合「もう帰ろうか」を「もうちょっと居ようか」にできるかも。
ついでに、黄色の効果

黄色は、意欲的な気分と結びつき易い色です。希望とか期待とかといった気持ちを増幅させたりします。
穏やかで暖かい光を感じさせるような黄色は、小麦や稲がたわわに実る豊かさとか、暖かいお料理とかを連想させるし、お料理への期待感を盛り上げる効果もある。
なんですが、他の色に比べて視認しやすい色である事から注意を喚起する場面でよく使われる色でもあります。
空間のどの場所に、どのくらいの面積で、どんなトーンの黄色を使うか。それよって居心地の良い空間になるかどうかが決まる色です。

以上、弊社スタッフ色彩心理カウンセラー石井のブログ | ゆるりゆるりと日々色々 | より抜粋。

 

いかがですか、色の効果。お料理、サービス、人、プラスそれらをより魅力的にする空間の色の使い方。効果的に色を使って、是非 おいしい空間に。

 

他の色については、いづれまた。

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